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学校歯科について

学校歯科ってなに?

皆さんは、学校で歯の検査を受けたことがありますね。○(マル)とかC(シー)とか言われるあの検査です。学校では歯科健康診断(正確には歯・口腔の健康診断)を行い、子どもたちの成長を学校歯科医の目で確認し、健康な生活習慣の定着や、病気の予防、保健教育に役立てます。もちろん、すでにむし歯や歯肉炎になっている子どもたちには治療をするように勧めますが、それは学校歯科事業の一部分にすぎません。

滋賀県では、学校において歯科健診前に子どもたちの生活や身体についての歯科関係の事前質問をすることが行われています。それらを参考にしながら、健康診断を進めたり、大まかな、各学級や学年の歯科保健の傾向を把握して健康つくりに役立てます。

学校の先生方と協力して計画的かつ継続的に、歯科保健だけでなく子どもたちの生活習慣、特に健康行動の定着や好ましい食生活習慣に理解を高め、子どもたちの体の成長にあった顔、顎や歯並び、かみ合わせの形や働きの育成をすることにより、たくましく、健康な学校教育の目標とされる「生きる力」をはぐくむことを目標としております。

「8020運動」という言葉をご存知でしょうか。「ハチマルニイマルうんどう」といいますが、80歳の年齢に達した方でもご自分の歯を20本以上残すことを目標として、よく噛める人生を送っていただく運動です。QOL(人生の質)やADL(日常生活の活性度)などが指標として使われますが、人生を豊かに送っていただくために歯は大切な役割を担っております。

乳幼児の頃から義務教育の期間にかけて、子どもは大きく成長します。この成長の時に、しっかりとした体とこころをつくることが大切であることは、どなたも異論のないところと思われます。学校歯科保健活動は家庭や先生方と協力して子どもたちの心身ともに健やかな成長を支援しています。