歯周病健診について
歯周病健診を受けましょう!
歯を失う一番の原因は歯周病です。この病気は困ったことに、初期段階ではほぼ症状がありません。
そして、歯ぐきから血が出るとか、歯ぐきが腫れるとかいった自覚症状を感じるときには、かなり歯周病が進んでしまっています。
そのため、歯周病の予防や早期発見をするためには、定期的に歯ぐきの状態をチェックし、自覚症状はない状況でも歯周病の初期徴候を捉えていくことが必要です。
滋賀県内の市町では、歯周病健診が行われています。それぞれの市町の情報をご確認の上、ぜひご利用下さい。
歯周病と全身疾患 -お口の健康は全身の健康!-
歯周病はお口の中の局所的な病気と思われがちですが、すべての歯が歯周病にかかっている場合、その炎症が生じている大きさは手のひらの大きさに匹敵します。
このように大きな慢性炎症が体の中にあると、全身疾患に対しても大きな影響を与えます。
例えば、糖尿病と歯周病の関係で見ると、糖尿病にかかっていると、歯周病は悪化しやすく、治療しても治りにくくなる一方で、歯周病にかかっていると糖尿病の数値が悪くなるとの報告もされています。
その他、循環器病、誤嚥性(ごえんせい)肺炎、認知症などとの関連も指摘されています。
滋賀県歯科医師会では、こうした全身疾患に関する連携歯科医院のリストを作成し、医科と歯科が協力して治療していく体制をとっています。