滋賀県歯科医師会は県民の歯・口の健康福祉の増進をめざします

滋賀県歯科医師会の紹介
ご入会のしおり

滋賀県歯科医師会の役割

滋賀県歯科医師会は、明治40年に設立されて以来、諸先輩の弛みない努力により、広く県民に認知される団体としての地位を確立しています。

歯科医師は、公衆衛生活動をつうじて国民の健康福祉の増進に寄与することが、歯科医師法に定められ義務づけられています。しかし、我々歯科医師は法的に義務付けされなくとも、奉仕の精神を心に抱いているものです。
ところが、主たる奉仕となる公衆衛生活動は個人で成しえるものではありません。
同じ志をもった歯科医師が集う組織団体の活動によって大きな成果を上げることができるのです。
我々歯科医師が心に抱く奉仕の精神を、形あるものにしていくために滋賀県歯科医師会(県歯)は設立され、公益性を有する法人としていろいろな活動を行っているのです。

 

滋賀県歯科医師会の活動

<県民の健康を増進する活動>

○県民の口腔衛生啓発推進

広く県民に口腔衛生知識を普及するために、歯と口の健康週間に実施される地域歯科医師会の啓発活動の支援や啓発誌、テレビ放映、FM放送、インターネットによる広報活動、調査活動、歯科医療関係者の研修会及び健康コンクールなどを行っています。

○障害児(者)歯科治療及び歯科衛生教育

口腔衛生センターにおいて、一般の歯科診療所では困難な重度障害児(者)の治療、検診及び歯科衛生教育を、会員の協力を得て行っています。また、養護教諭においてブラッシング指導を行うなど、障害児(者)及び関係者の歯科衛生教育を行っています。

○児童・生徒の健康教育の推進ならびに校医活動の支援

歯・口腔の健康教育をつうじて、何でも粘り強くやり遂げる子をめざす指導や研修会の実施及び学校歯科医が校医活動を円滑に行えるように、情報収集や報酬、費用弁償などの改善をはかるための活動を行っています。

○地域医療の資質向上をめざす学術研修

会員の学術研修の積み重ねが地域医療の資質向上につながるという観点から、さまざまな学術講演会、研修会を行っています。

○県民の歯・口腔の健康相談

自分の健康は自分で守る意識を高めるため、県民に歯・口腔の健康に関するアドバイスをしています。

○地域行政の協力による在宅訪問歯科診療

受診が困難な高齢者や障害者に対し、地域行政と協力しながら訪問歯科診療を行っています。

○事業所歯科健診の勧奨及び斡旋

労働者の歯科定期健診を定着させるため、各事業所に歯科定期健診の実施を働きかけるとともに、会員から希望者を募り健診医の斡旋を行っています。

○県民フォーラム歯~トフル淡海

年1回歯科医療関係者が集まり、県民への歯科啓発事業を行っています。

○子ども110番の歯科医院

子どもを犯罪や事故から保護し、地域社会の安全に貢献することを目的に、県警察と協定を結び、歯科医院の入り口に「子ども110番の歯科医院」のステッカーを貼っています。

 

<会員の福祉を増進する活動>

○保険診療への支援

日常業務の中で生じる保険解釈、カルテ記載方法、レセプト作成等の疑義について各地域保険部員が答え、さらに保険ニュースならびに医事相談で応えます。そして保険改正時には説明会を開催して周知をはかります。

○医療事故、医療紛争への支援

医療事故などが発生した場合、県歯が顧問弁護士や歯科医師賠償責任保険契約会社と連絡を密にして、会員の希望に応える支援をします。また、患者さんからの治療内容等の苦情に対して歯科医療安全推進委員会が誠意を持って対応しています。

また、身近な医療紛争の防止、医療安全、感染症対策等の研修会を行っています。

○顧問弁護士による無料電話法律相談

税制改正時のアドバイス、確定申告、医療法人の相談など税に関するあらゆる相談ができます。

○歯科技工士、歯科衛生士、歯科助手の確保及び養成

会立歯科技工士専門学校、県立総合保健専門学校歯科衛生学科と連絡を密にするとともに、県歯の無料職業紹介事業をつうじて、デンタルスタッフの確保に務めています。

また、公募による歯科助手講習会や会員のスタッフを対象とした歯科助手講習会を行い歯科助手の養成に務めています。

○保険診療及び医院経営の情報提供

会員の保険診療内容及び医院経営内容を調査し、あらゆる角度からの比較情報を提供しています。

○歯科医療の環境整備への支援

労働法改正時の情報「就業規則」作成のモデル及び医療廃棄物など、従業員雇用に必要な情報提供や歯科医療の環境整備への支援を行っています。

○低金利融資を行う協同組合への加入

銀行の融資や歯科機器のリース料より低率な融資を受けられる歯科医師協同組合に加入することができます。

○保険料が低額な全歯国保組合への加入

協会けんぽより保険料が低額な全国歯科医師国民健康保険組合に加入することができます。

○疾病、死亡、災害に備える共済制度への加入

この制度は、死亡、災害、疾病に対して給付を行います。たとえば、疾病で8日以上診療に従事できない場合、8日から15日の期間で50,000円を通算180日、入院1日につき5千円を60日間給付いたします。また、日歯共済からは、死亡共済金(死亡年齢に応じて)などの給付が行われます。

○学術図書・ビデオ・スライドの貸出

毎年、新刊学術図書・ビデオを購入し貸し出ししています。また、希望者には図書のコピー(枚数に制限有)を事務局で行います。

○カルテ、レセプト、検査用紙等の販売

決められた様式のものを、原価に近い価格で販売しています。また、検査用紙の中にはカルテの一部として認められている用紙もあります。

 

入会手続き

県歯会員は、準会員(機関会員を含む)を除いて、地域歯科医師会及び日本歯科医師会(日歯)の会員でもあります。したがって、県歯入会の手続きと平行して地域歯科医師会及び日歯の入会手続きを行います。

詳しくは、県歯事務局にお問い合わせ下さい。

滋賀県歯科医師会 事務局  TEL.077-523-2787

 

開設時の各種手続き

新規開設時には、診療所開設届、保険医療機関の指定申請等多くの手続きをしなくてはなりません。また、任意とはいえ医師賠償責任保険、休業補償、所得保障なども、ことあるときに備えて加入しておく方がよいと思われます。

開設時の各種手続きについて不明な点があれば県歯事務局にお問い合わせ下さい。